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2014年7月15日 (火)

「会いに行けるアイドル」を大成功させた“7つの法則”/溝上幸伸

Photo AKBは明日どうなるかは誰にもわからない。プロデューサーの秋元氏本人にもわかっていない。
「これはエンタテインメントに限らず、人生にも言えること。すべて計算通りにいくなんていうことはありません。だからこそ、おもしろいと思うんですよ。2つの分かれ道があったときに、どちらが正解なのか。それを絶対に間違えたくないために一生懸命、先輩に経験をきいたり調べたり、場合によっては市場調査をしたりする人もいるかもしれません。それでも間違えるときは間違えるんですよ。答えは、やってみなければわからないんですね。だとしたら、その時間を悩んでいるよりも、見切り発車でもいいから、とにかく、どちらかにまずは走ってみる。それから臨機応変に軌道修正すればいいと思うのです」

秋元氏の考えを一言でいえば、「まず見切り発車する、それから臨機応変に軌道修正する」ということになるのではないだろうか。

よく言えば臨機応変、悪く言えばいいかげん、ということになる。

しかし、この考え方、実に今の時代に合った考え方である。

近年、ビジネスの環境が激変した。

3カ年計画を作ったとしても、半年で修正を迫られるということもザラである。

特に、エンタテインメントというのは次に何が起こるかわからない世界だ。

計画的にヒットを創り出すことなど不可能。

ヒットを出すためには必死に風を読み、タイミングを計ること以外にはないが、それでも完全ではない。

そういう先の見えない分野で、正解の道を選ぶためには、常に臨機応変の対応が取れる体制を整えておかねばならない。

その体制とは、〝直感〟なのだろうと思う。

判断における反射神経でもある。

秋元氏にはその才能があったということだ。

だが、その直感を磨くために秋元氏が不断の努力をしていることも見逃せない。

彼はAKBメンバーの声やファンの声を大事にする。

大局的な判断を下すために、秋元氏は常にメンバーのブログをチェックするし、メールに返事をし、またファンの声をすくい上げる。

風が吹き始めたのか、どっちの方に吹こうとしているのか、それを見分けるために日々の努力を積み重ねている。

その上に立った臨機応変だということである。

他のビジネスにもそのまま応用できる考え方である。

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