「任せ方」の教科書/出口治明
山本五十六(海軍大将・元帥・連合艦隊司令長官)が残した名言、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
にあるように、相手を信頼し、任せるからこそ人は育ちます。合理的な根拠のない精神論では、決して人は育たないのです。
山本五十六の有名な言葉である。
しかし、1段落目は知っていても、それに続きがあるのを知っている人は意外と少ないのではないだろうか。
そして、2段落目、3段落目が実は大事。
そこではっきりと言っていることは、「信頼して任せる」ことの大切さ。
日本にはプレイイング・マネージャーが多い。
なぜなのか?
本人に聞くと、「忙しいからやらざるを得ない」のだという。
しかし、それはウソ。
本当は、マネージャーとしてやるべきことがわかっていないから。
次に、任せ方を知らないから。
そして最後に、部下を信頼していないから。
それによって、部下の成長する機会を奪っている。
その機会損失は大きい。
その現実に目を向けるべきだろう。
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