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2014年8月12日 (火)

そして、メディアは日本を戦争に導いた/半藤一利、保阪正康

Photo 『朝日新聞』は自社の七〇年史で書いています。
 「昭和六年以前と以後の朝日新聞には木に竹をついだような矛盾を感じるであろうが、柳条溝の爆発で一挙に準戦時状態に入るとともに、新聞社はすべて沈黙を余儀なくされた」とお書きになっていますけれど、違いますね。
 沈黙を余儀なくされたのではなく、商売のために軍部と一緒になって走ったんですよ。
 つまり、ジャーナリズムというのは、基本的にはそういうものでね、歴史を本当には学んでいないんですよ。

毎年この時期になると、テレビでは、あの戦争のことについての番組が多くなる。

しかし、その時期のメディアの責任について論じる番組はほとんどない。

本書では、戦前・戦中の著作の多い2人がメディアの責任について論じている。

大戦前、朝日新聞をはじめとするメディアは、こぞって日本の参戦をあおった。

そして、戦時中は大本営発表をそのまま報道した。

戦後は、それまでのメディアの責任の総括がなされないまま、今度は東京裁判史観に基づいた報道を繰り返している。

「あの戦争は侵略戦争だった。日本は悪い国」だと。

この変わり身の早さと、無責任さはあきれるばかりである。

ジャーナリズムの本来の役割は何だろうか?

人々に様々な考える視点や論点を与えることではないだろうか。

その意味では今の報道はあまりにも一方的で感情的な報道が多すぎる。

最近の集団的自衛権の「徴兵制の復活」や「巻き込まれ論」など、まともな議論ではない。

論理の飛躍がありすぎる。

メディアは戦前・戦後、そして現代と、全く変わってないといえるのではないだろうか。

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