プロマネはなぜチームを壊すのか/伊藤健太郎
プロジェクトマネジャーは、狩猟を行うチームの頭です。獲物(成果)はどんどん動き回るかも知れません。獲物を捕獲しないと、食べ物にみんなありつけません。獲物は予期しない動きをします。計画は必要ですが、メンバー間のコンフリクトやモチベーションの低下など、予想外のこともいろいろ起こります。
これがプロジェクトです。
本書の内容は、社内でプロマネとして任命された場合の、成功や失敗のポイントをまとめたものである。
私自身は人事コンサルとして関与先と関わる場合、大半はプロジェクトを組んでそれを推進することによって行う。
その意味でも、プロジェクトをマネジメントするスキルはコンサルタントにとっても必須スキルといってよい。
そして、何度やってもプロジェクトのマネジメントは難しいというのが実感である。
うまくいかなくて空中分解しそうになったことも何度かある。
しかし、プロマネやると成長を実感できる。
それはプロマネには高度のコミュニケーションスキルやリーダーシップが要求され、これが鍛えられるからである。
たとえば、プロジェクトにコンフリクトは付き物である。
全員賛成などありえない。
そして、プロジェクトの成功に必要だと思われるコンフリクトからは逃げないで、正面から立ち向かう勇気が必要。
こんな壁を一つ一つ乗り越えることが成長につながるのであろう。
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