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2014年9月15日 (月)

侮日論/呉善花

Photo 韓国では「日本人には無礼を働いてもかまわない」という通念が、世間一般に広くあります。なぜかというと、多くの韓国人が無意識のうちに「日本人は侮辱するに価する人々」と考えているからにほかなりません。

なぜ、韓国人は反日なのか?

「反日主義」や「反日感情」以前に伝統的な「侮日観」があること。

ここがわからないと、戦後七〇年近く経った現在に至ってもなお、なぜ強固な反日感情、反日イデオロギーが韓国から消え去ることがないのかがわからない、

というのが著者の主張である。

多くの日本人は韓国人が平気で日本人を侮辱し蔑むのは、「日本帝国主義による植民地支配」があったからだと思っている。

しかしそうではない。

近代以前、王朝時代の朝鮮半島では、正式文書以外では日本人とは呼ばずに「倭人」「倭賊」「蛮」「蛮夷」などの蔑称を用いることが、ごく一般的に行なわれていた。

これが現代では、「日本奴」、「倭奴」、「猪足」などの言葉で普通に使われている。

日本人に対して侮蔑的な表現をする習いは、近年にはじまったことではなく、朝鮮半島の古くからの伝統だった、というのである。

そして韓国の反日民族主義は三つの要素で形成されている。

第一に、日本には一連の日本民族特有の朝鮮侵略史観があり、今なお変わることがないとする歴史認識。

第二に、日本は中華世界秩序の周辺に位置する野蛮な夷族だという、伝統的な中華主義の世界観。

第三に、祖先が受けた被害については、子孫はどこまでも恨み続け、罪を問い続けていくことが祖先への孝行だという儒教的な道徳観。

これが韓国の正統的な反日民族主義の考え。

こうなってくると、もはや、「話せばわかる」というレベルの問題ではない。

著者がいうように「韓国とは距離を置く」ことが一番の策のような気がする。


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