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2014年9月19日 (金)

思考の「型」を身につけよう/飯田泰之

Photo 大学で特定の専門分野を学ぶ意味とは、社会に出てからの思考のベース、つまりは「型」の習得なのです。決して実践的とは思えない問題を繰り返し解くことは、型稽古のようなもの。繰り返し何度も問題を解くことで、少しずつそれぞれの専門分野の「思考の型」を身につけているわけです。
 大学教育がちっとも役に立ったように感じられないのは、「思考の型を伝えているのだ」という点に無頓着な教員が多いこと、学生側が「今は型稽古をしているのだ」という意識を持っていないこと──という二重の不幸が原因です。

業種・業態を問わず、創造的な思考が必要な時代になってきた。

しかし、創造力は決してゼロから全く新しいものを生み出す力ではない。

むしろ、創造とは、何らかの素材を加工したり、結び合わせたりし、そのことによって化学反応を起こし、新しいものを生み出す作業である。

だとしたら、その創造のプロセスはパターン化することができるはず。

そして、そのパターンさえ身に付ければ、もっと生産性は上がるはずである。

そしてそれを身に付ける大切な場が大学教育であると著者はいう。

しかし、近年の傾向は、大学教育に「すぐ使える知識や技能」の習得を求める傾向があるのではないだろうか。

確かに彼らを受け入れる企業としては「即戦力」、つまり「すぐ使える人材」を求めるのもよくわかる。

しかし、今のような変化の激しい時代では、その「すぐ使える人材」が「賞味期限切れの人材」になる速度も速い。

その意味では、汎用性のある「思考の型」を身に付けた人材の育成ににもっと注力してよいのではないだろうか。

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