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2014年10月 5日 (日)

駆け出しマネジャーの成長論/中原淳

Photo ある会社で数十人のメンバーを率いている課長が、いつものようにメンバー全員を集めて朝礼を開き、そのしめくくりに、忘れていたことを思い出したかのような小声で言いました。この職場のメンバーは、いわゆる正社員から、派遣社員、短時間勤務の契約社員、パート・アルバイト、嘱託職員など、多種多様な雇用形態のメンバーからなっています。 「……今日は暑いし、景気づけにみんなで飲みに行こう」
 そのひと言にメンバーは凍りつき、ざわざわし始めたそうです。おかしいなと思った課長は、近くにいた派遣社員の女性メンバーに訳を尋ねました。すると女性は言ったそうです。
「私は〝みんな〟に含まれるんでしょうか。皆さんが疑問に思っているのは、自分が〝みんな〟に入っているかどうか、わからないからだと思います」

今のマネージャーは本当に大変だ。

昔は部下は全員、自分より年下の正社員だった。

ところが、今は派遣、期間雇用、請負、嘱託、パート、外国人、等々、種々雑多である。

部下が年上というケースも珍しいことではない。

多種多様なメンバーをどうマネジメントしていくのか。

能力もキャリア意識もモチベーションも、組織や職場に対するコミットメントも異なるメンバーたちを鼓舞しなければならない。

深刻な問題である。

以前のように「俺についてこい」型のマネジメントでは全く通用しない。

「ノミュニケーション」も限界がある。

少し厳しいことを言えば、パワハラだといわれる。

昔のように「立場が人を育てる」と言って、ただ課長や部長という役職を与えれば、自然に育っていくというのはもはや幻想である。

マネージャーをひとつの専門職としてとらえ、きちんとした教育研修をしていくことが求められているのではないだろうか。

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