「空気」で人を動かす/横山信弘
なぜ「空気」が悪いと問題なのか──。
それは、まじめに頑張っている人が報われないからです。その一点に尽きます。
「真剣にやるのがバカバカしい」
「やってもやらなくても同じ」
「メリットがないのにやるはずがない」
「やらされ感を覚えるのでできない」
こういった後ろ向きな物言いは、すべて「場の空気」が言わせていることです。
「空気」を問題にするのは日本人くらいなものであろう。
しかし、日本で、たとえば集団を動かそうとするならば、「空気」を無視するわけにはいかない。
まず「空気」を変える。
これができなければチームマネジメントは失敗する。
それほど「空気」は重要である。
著者によると、「場の空気」には4つの種類があるという。
それは「締まった空気」「緩んだ空気」「縛られた空気」「ほどけた空気」の4種類。
もちろん「締まった空気」が理想である。
「空気が変わる」ということは、これまで「当たり前」「普通」だと受け止めていたことが、そうではなくなっていくことを指す。
空気は、その場における価値基準。
つまり、新しい価値観が入り込み、浸透していくことで「空気」の変化が起こる。
8か月で空気は変えることができるという。
実行してみる価値はありそうだ。
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