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2014年10月 4日 (土)

おかげさまで生きる/矢作直樹

Photo しかたがないというのは、理不尽な状況を粛々と受け入れる心です。この感覚は欧米人には理解が難しいでしょう。彼らは合理主義的に動くことを好み、日本人の言う覚悟の真意が理解できません。
 しかたがないという言葉は、あきらめの境地で使うのではありません。
 自分の力(自力)ではどうしようもない状況に際して、それもまた人生と、まずはその状況を受け入れることで大きな学びを得ることができます。人智を超えた存在によることだと、ちっぽけな人間にはどうにもしようがないという心構えが必要なのです。

心肺停止状態から後遺症もなく社会復帰できる限界は10分間と言われているという。

正に、この10分間が生と死の境目だといえる。

しかしながら、皆が皆、きっちりと10分間で決着するわけではない。

心肺停止かから8分間で亡くなる人もいれば、12分間が経過しているにも関わらず蘇生する人もいる。

これが命の不思議であり、神のみぞ知る世界。

著者は、医師として数えきれないほどの生と死の境を見てきたという。

つまり人間の力ではいかんともしがたい世界がある、

そこから「しかたがない」という言葉が生まれる。

「しかたがない」とは単なる諦めの言葉ではない。

ニヒリズムでもない。

むしろ、人知を超えた存在を知った者の、畏敬の言葉であるといえる。

このような考え方を身に付けることによって、人生に味わいと深みが増してくるのではないだろうか。

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