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2014年11月 9日 (日)

抄訳版 アメリカの鏡・日本/ヘレン・ミアーズ

Photo 原氏は、連合国総司令部(GHQ)に嘆願書を添えて日本に於ける翻訳出版の許可を求めた。しかし、その望みは断たれた。翻訳出版不許可の決定が下されたのだ。
 マッカーサーは右の書簡の中で、「私はいかなる形の検閲や表現の自由の制限も憎んでいるから、自分でこの本を精読したが、本書はプロパガンダであり、公共の安全を脅かすものであって、占領国日本における同著の出版は、絶対に正当化しえない」と述べている。

本書は、戦後長い間、GHQの占領政策によって翻訳禁止の措置を受けていたという。

読んでみると、うなづける部分がかなりある。

例えば、GHQの政策は、「断固として日本を懲罰し、拘束する」ためのものだった。

懲罰によって野蛮な人間どもの戦争好きの性根を叩き直し、金輪際戦争できないようにする。

そのために、生きていくのがやっとの物だけを与え、あとはいっさいを剝ぎ取ってしまおう、と。

占領の目的は1945年9月19日、ディーン・アチソン国務長官代行が語った言葉に要約される。

「日本は侵略戦争を繰り返せない状態に置かれるだろう……戦争願望をつくり出している現在の経済・社会システムは、戦争願望をもちつづけることができないように組み替えられるだろう。そのために必要な手段は、いかなるものであれ、行使することになろう」

つまり、きわめて広い範囲にわたって徹底的な締めつけと「改革」が進められるということ。

その成果が「平和憲法」であり、自虐史観の押しつけであった、といえる。

戦後10年以上経って生まれた私と同世代でも、「左側」であることが「進歩的」だと思われていた。

日本はアジアの国々を侵略した悪い国だったとずっと教えられてきた。

一種の「洗脳プログラム」であったといってもよい。

でも、アメリカもこれほどまでに日本人が素直にしたがうとは思っていなかったのではないだろうか。

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