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2014年11月17日 (月)

無気力なのにはワケがある/大芦治

Photo 八歳から一三歳の児童が、二つの条件に分けられた。一方は、成功する課題ばかりが与えられる成功条件、もう一方は、時々失敗もするが、その原因を努力不足などの可変的(一時的)な方向に帰属させるよう仕向けた帰属訓練条件である。その結果、成功条件の児童は、後に失敗する場面に直面すると、すぐに学習性無力感に陥ってしまったが、帰属訓練条件の児童はそのような傾向が見られなかったという。この実験は、失敗の原因を可変的(一時的)な方向に帰属させるよう訓練することで、学習性無力感になりにくい特性を作り上げる可能性を切り開いた。

子供の頃、「三無主義」という言葉が流行った。

「三無」とは「無気力」「無責任」「無責任」だったと記憶している。

しかし、これらは一時の流行りではなく、今の時代も同じような問題を抱えている。

いや、むしろこの問題は大きくなってきたように感じる。

特に本書で取り上げている「無気力」の問題。

学校の教育現場であっても、企業活動の中でも大きな問題である。

人はどうして無気力になるのか?

人はコントロール不能な問題に直面したとき無気力になる、という。

例えば、何かに挑んで失敗したとき、「もうこれでおしまいだ」と思うか、それとも「自分の努力が足りなかった、もっと努力が必要だ」と思うかによって違ってくる。

「自分の能力は不変だ」と思っている人は無気力になりやすい。

一方「自分の能力はもっと伸びる」と思っている人は無気力になりにくい。

そしてこれは訓練によって身に付けることができるという。

これらをキチンとしたメソッドにすれば、職場ウツの問題にも生かせるのではないだろうか。

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