世界の現場で僕たちが学んだ「仕事の基本」
世界基準で働く上で、「3勝0敗より5勝3敗を好むほうが、真のリーダー」とされる。なぜなら、失敗を経験したからこそ、失敗した人の気持ちが理解できるようになるからだ。また、勝負するリーダーは同僚や部下に、まず失敗してもいい、と安心させ、チャレンジしよう、という気にさせる。
本書は国際機関やNGOでキャリアを積む17名のエピソードをまとめたもの
彼らは、ほとんどがごく普通の一般家庭で生まれ育ったごく普通の日本人で、活動する舞台がたまたま海外になった30~40代。
では、彼らが一般の人と違うところは何か?
様々なプレッシャーのかかる場面で結果を求められていたこと。
会議で発言し、期待以上の成果を出す。
理不尽な扱いに対しておかしいと言うなど、日常で直面する「ミニ正念場」で「勝負」をする。
そしてそのチャレンジ精神が、世界で生き抜く力を養う原動力になっている。
人間、追い込まれると思わぬ力が内側から出てくるものだ。
そのことが彼らのエピソードから読み取れる。
彼らはみんな生き生きとしている。
働き甲斐とか生きがいというものは、このような適度なプレッシャーの中で初めて実感できるものではないかと考えさせられた。
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