« 資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫 | トップページ | ガンディー魂の言葉/マハトマ・ガンディー »

2014年12月13日 (土)

人を育てる期待のかけ方/中竹竜二

Photo 画一化、カテゴリー化を超えて、その仕事に本当に適した強みを持つ人を見極め、経営企画室に、人事に、営業の現場に配属できるか。それが、企業にとっては真のダイバーシティだと思うのです。
 自分らしさをカミングアウトできる。
 それをその人のスタイルとして、それを活かした期待をかけられる。
 それが、期待の哲学です。

人は他から期待されると、力を発揮するとは限らない。

その期待のかけ方によっては、その期待に押しつぶされてしまうこともある。

オリンピックで「絶対に金メダルを取るであろう」と期待された選手が、それがプレッシャーになって力を発揮できなくなってしまう、という例は枚挙にいとまがない。

つまり期待のかけ方によって、人は活きることもあれば潰れることもある。

そう考えると、期待のかけ方は難しい。

著者は、正しい期待について3つのポイントをあげている。

まず第一に、前提として、実際に行動するのは「他者」であることを認識し、自分の勝手な思い込みを押し付けないこと。

第二に、自分の期待は、相手の「こうなりたい」とマッチしていること。

第三に、期待の内容が、具体的であること。

これらを満たすものが、正しい期待の定義だという。

更にこの定義を満たすためのポイントはVSSにまとめることができる。

・V(ヴィジョン)=期待をかける相手が目指すべきゴールを共有する

・S(ストーリー)=そこまでの道のりを明らかにして、ぶつかる困難を想定し、対処法をすり合わせておく

・S(シナリオ)=期待をかけられる側が困難に陥ったとき、かける側がどんなふうに励まし、支援するのかを考えておく。あるいは、それを乗り越えるために、期待をかける相手がどんなふうに振る舞うかをすり合わせておく

重要なポイントではないだろうか。

« 資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫 | トップページ | ガンディー魂の言葉/マハトマ・ガンディー »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人を育てる期待のかけ方/中竹竜二:

« 資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫 | トップページ | ガンディー魂の言葉/マハトマ・ガンディー »