昇る男の条件 沈む男の傾向/竹由喜美子
出世された方に共通する傾向の一つは、否定的な言葉をほとんど使われないということです。わたしが個人的に出世しないだろうなと思うのは、「でも」「だって」「どうせ」の否定三大語をやたらと使う人です。
京都の花街は400年あまりの歴史をもつ日本の伝統文化である。
ここに通うには、相当お金がかかる。
花街は一見さんお断りが原則になっている。
つまり成功した人でないと、通い続けることはできない。
そのような花街に著者は芸舞妓として11年を過ごしてきたということ。
ということは、「昇る男」を11年間見続けてきたということ。
そんな中で養われてきた人を見る目は確かなものだと思う。
本書では57の特徴が書かれているが、中でも印象に残ったのは、成功する人は「でも」「だって」「どうせ」の否定三大語を使わない、ということ。
ひとことで言えば、成功する人は言い訳をしない、ということ。
その通りだと思う。
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