絶対達成する部下の育て方/横山信弘
「現状維持バイアス」は脳のプログラムであり、過去の体験の「インパクト×回数」でできています。ある状況に立ったとき、過去に何回も似た状況に立った経験があると、勝手にプログラムが作動してしまうわけです。
ですから、「現状維持バイアス」は過去の体験が多いほど、強固になっていきます。
「現状維持バイアス」という考え方、非常に興味深い。
目標達成できない人は、高い目標を与えられた途端、「以前もダメだったから」と強いバイアスがかかり、目標達成できないように行動するプログラムが自動的に作動するという。
こうなってしまうと、すべてが目標達成できない方向で動き出す。
もはや目標達成など夢のまた夢、ということになる。
では、どうやってプログラムを書き換えるのか。
「インパクト×回数」でできたプログラムは、「インパクト×回数」で書き換えることができる。
プログラムを書き換えるのに必要なのは、小さな成功体験を繰り返し、何回も得ること。
大きな成功体験を1年に一度だけ得ても、プログラムはなかなか書き換えられない。
小さな成功体験を重ねることがポイント。
要するに、間違いなく達成できる指標をつくることが大切。
これを繰り返すことにより、プログラムを書き換えることができる、という。
これは試してみてもよいのではないだろうか。
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