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2015年1月30日 (金)

マネジメント革命/天外伺朗

Photo かつて、元気のよかったころのソニーには、多くの格言が飛び交っていたが、その中のひとつにこんなのがあった。
──本当に面白いと思うアイディアを思いついたら、上司に内緒で物を作れ!──
「これは面白い」という感覚は、そのアイディアがユニークであればあるほど、言語で他人に伝えるのは困難だ。そんな無駄な努力をするより、内緒で物を作って、それを見せた方が早い、というのがその趣旨だ。

本書は元ソニーの社員であった著者のマネジメント論。

ソニーがおかしくなったのは、欧米の合理的経営手法を取り入れてからだと著者は主張する。

かつてのソニーには自由闊達な雰囲気があった。

技術者は、報酬など気にすることもなく、ただ技術者としてのプライドや仕事そのものの面白さに惹かれて寝る間も惜しんで働いた。

そこから多くのヒット商品が生まれた。

健全な組織というのは、上司の権威など屁とも思わない部下と、そういう元気のいい部下を頼もしく思う上司から成り立っている。

そこに見られるのは、自由に発想し、自由に行動する部下と、その部下を包容する上司との信頼関係。

合理性一辺倒では組織はおかしくなっていくということは、今のソニーを見れば明らかである。

欧米の経営手法に比べ、日本は遅れているという固定観念は、捨てる必要があるのではないだろうか。

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