« 指揮官/児島襄 | トップページ | 君よ憤怒の河を渉れ/西村寿行 »

2015年1月15日 (木)

上杉鷹山に学ぶ 財政破たんを数う感動改革!!/本郷陽二

Photo 一九三五年にヒトラーが台頭すると、ベルサイユ条約を一方的に破棄し、再軍備開始を発表した。没収された領土を軍事力を使って取り返すと、さらにオーストリアを併合するという暴挙に出たのである。
 それでもチェンバレン首相はヒトラーの行為を黙認し続けた。このチェンバレンの弱腰な態度を見て、ヒトラーはより大胆になった。チェコスロバキアのズデーテン地方を要求したのだ。ところが、チェンバレンは、「平和を守るため」と妥協してしまったから、勢いづいたヒットラーは、ポーランドへ侵攻。さすがのチェンバレンも重い腰を上げて宣戦布告する。妥協せずに、強硬姿勢で挑んでいれば、第二次世界大戦も回避できたのではないかと評されている。

政治でも仕事でも、「妥協によって前進する」という手法を取ることがある。

誰もが妥協すればよい方向に進むのでは、と考えがちだが、残念ながらその可能性は薄い。

むしろ、妥協することで新たな問題にぶつかる事態が往々にして生まれる。

争いを避けたいという理由で妥協したとしても、根本の原因は解決していないため、結局は争いに発展する。

しかも、譲歩しても相手は満足せず、さらに譲歩し続ける相手に敬意を感じなくなり、「もっと奪ってやろう」と思いはじめることにもなる。

結果、妥協した側は更なる妥協を迫られることになる。

妥協することによって表面上は解決できたとしても、必ず問題は再燃する。

しかし、ただ単に強硬姿勢を貫くことがよいのではない。

大切なのは、根本原因を究明し、それに立ち向かうことではないだろうか。

« 指揮官/児島襄 | トップページ | 君よ憤怒の河を渉れ/西村寿行 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 上杉鷹山に学ぶ 財政破たんを数う感動改革!!/本郷陽二:

« 指揮官/児島襄 | トップページ | 君よ憤怒の河を渉れ/西村寿行 »