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2015年2月21日 (土)

集中講義!アメリカ現代思想/仲正昌樹

Photo 2001年9月11日に、ハイジャックした旅客機を世界貿易センタービルとペンタゴンに激突させるという、それまでになかったタイプのテロ攻撃が、アメリカの中心部で同時多発的に起こったことで、アメリカの政治は大混乱状態になった。「自由と平等」「正義と善」「自由と価値多元性」「自由主義と民主主義」「国内的正義とグローバルな正義」などのテーマをめぐってそれまで盛んに行なわれていた政治哲学論議は、「9・11」の圧倒的な衝撃によって完全に影を潜めてしまった。政治思想的な関心は、ポスト「9・11」のアメリカの現実政治の流れを肯定的に評価するか、否定的に評価するかの一点に集約されてしまったかのような観を呈した。

本書は、アメリカの現代思想の流れをまとめたものだが、その中でも「9・11」は大きなターニングポイントになったようだ。

これを契機にして、ブッシュ政権の内部で、軍事力に訴えてでも世界に自由民主主義を広めるのがアメリカの使命であるとする「新保守主義(ネオコン)」の人脈に属する人たちの発言力が強まった。

「西欧文明世界vs.野蛮な非西欧世界」という、善悪二項対立図式が強調されるようになった。

このことを考えると、日本においてもISによる日本人殺害は大きなターニングポイントになるかもしれない。

今後の言論界やマスコミ、政治の流れに注視してゆく必要がある。

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