晴れの日に、傘を売る。/林秀信
それまでの傘業界の営業といえば、「雨が降ったら、傘屋さんが車で運んでくる」という、非常に前近代的なスタイルでした。そんななかで僕は、「うちは、雨が降る前から運びますから」と胸を張って、他社に負けないような営業をしてきました。
「晴れの日に傘を売る」といっても別に金融機関の話ではない。
常識にとらわれず、隠れたニーズを発見することにより、ビジネスチャンスが生まれるということ。
雨の日に傘が売れる、それは当たり前の話。
だから、多くの業者はその顕在化したニーズに群がる。
そうすると競争が激化する。
しかし、もし、晴れた日にも売れる傘ができたら?
そこに新しい市場が生まれ、それを独占することができる。
常識にとらわれずに発想することがいかに大切かということを教えられる。
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