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2015年2月16日 (月)

クリエイティブ喧嘩術/大友啓史

Photo アメリカは、とにかく論理やノウハウをきちんと言語化してすべての人に伝えていきます。つまり、才能や才覚というものは、一個人のなかで自然と育っていくものではなく、社会全体が育てあげるものだという認識がある。(中略)
 一方、日本は「現場で背中を見て覚えろ」という文化が、自分も含めて、未だ主流であるように思います。連綿と続いてきた職人の世界に象徴されるように、具体的に教えないことが美学とされています。だから、現場に一〇年張りついて、師匠の背中を見て覚えていく。つまり、気づく奴は気づくし、気づかない奴は気づかないでいいという文化なのです。

NHKで「ハゲタカ」や「龍馬伝」の演出をし、その後独立して映画監督となった著者。

その彼が2年間ハリウッドで映画を学んだときのこと通して、日米の違いに言及している。

一番の違いは技術やノウハウを伝える手法。

アメリカでは、ほとんどの映画作りのノウハウが言語化されているのに比較し、日本は「現場で背中を見て覚えろ」ということが主流だという。

これは映画作りだけでなく、企業内での仕事の現場でも同じ。

日本の多くの企業で技術伝承がうまくいかないのは、「仕事は盗むもの」という考え方が今だに根強いからだと考える。

確かに熟練した技能は言語化することが難しい。

しかし、多くの基本的な技能については言語化することができるはずである。

それを行わないのは単なる怠け以外の何物でもないような気がする。

日本の良いものは残しつつ、劣っているものについては固定概念にとらわれず取り入れることが必要なのではないだろうか。

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