« 電光石火/濱嘉之 | トップページ | 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 »

2015年3月22日 (日)

『もしドラ』はなぜ売れたのか?/岩崎夏海

Photo ぼくは、師匠である秋元康さんから会社に呼び出され、次のように言われた。
「もう、おまえを放送作家として雇っておくことはできなくなった。そのため、明日からはおれの運転手として働いてもらうことにする。それがいやなら、残念だが、うちの会社は辞めてもらう」

著者によると、『もしドラ』は売れるべくして売れたのだという。

『もしドラ』は、単なる思いつきで生まれた本ではない。

著者なりの「これからはこういう時代なのではないか」

あるいは「人々はこういう本を求めているのではないか」

という「読み」があって企画された。

それが売れたということは、その「読み」がある程度当たっていたということになる。

時代の流れを読み、過去のヒット作共通の法則を適用したりして書かれたのが『もしドラ』だった。

だから売れるべくして売れたということばは本当であろう。

しかし、物事計算通りにはいかないもの。

幾つかの偶然が重なって大ヒットが生まれたということも否定できないだろう。

その背景として著者が背水の陣で臨んだ本が『もしドラ』だった、ということがあるのではないだろうか。

人間、追い込まれたとき、すごいパワーを発揮するものである。

« 電光石火/濱嘉之 | トップページ | 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『もしドラ』はなぜ売れたのか?/岩崎夏海:

« 電光石火/濱嘉之 | トップページ | 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 »