ブラック企業の真実/恵比須半蔵
ノルマは特にありませんでした。勤務時間も、残業地獄ということもありませんでした。一番の悩みは、自分の良心との葛藤でした。
本書には様々なブラック企業といわれる企業に勤めていた元社員や現役社員にインタビューした内容が記されている。
ノルマ地獄、残業地獄、セクハラ・パワハラ・・・等々、
まさに現代の残酷物語である。
中でも、厳しいと感じたのは、自分が頑張れば頑張るほどお客様から搾取することになり、その良心の呵責に苦しむというもの。
人にかかるプレッシャーやストレスには耐えられるものと耐えられないものとがある。
例えば残業が多いとかノルマがきついというものは、意外と耐えられる。
しかし、良心の呵責にはもろい。
耐え続ければ精神がおかしくなる。
ブラック企業かどうかを見極める重要なポイントだと思う。
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