« 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 | トップページ | 打ちのめされるようなすごい本/米原万里 »

2015年3月24日 (火)

「発信力」の磨き方/上田昌孝

Photo 古いことわざに「雄弁は銀・沈黙は金」という言葉があります。イギリスの歴史家・思想家であるトーマス・カーライルの『衣装哲学』という著作に出てくる、「Speechissilver,silenceisgolden.」という言葉がもとになっています。「よどみなく話せることも大事だが、黙るべきときを知ることはもっと大事である」という意味があります。
 しかし、この言葉に日本人なりの解釈が加えられて、「雄弁は銀」の部分が欠落したことわざとなってしまったようです。

確かに「沈黙は金」という言葉はよく聞くが、その前半の部分「雄弁は銀」という言葉がカットされているということは初めて知った。

でも、「日本人なりの解釈」とは何だろう。

そういえば、昔、CMで「男は黙って○○」というのがあった。

日本には昔から、あまり多くしゃべるのは男らしくないという考え方や価値観があったのかもしれない。

しかし、時代は変わった。

今や黙っていることは不利にこそなれ、有利にはならない。

どんどん発信していかなければ、自分の存在は認めれもらえない。

本書のタイトルにある通り、発信力を磨く必要がある。

おそらく「雄弁は銀、沈黙は金」の本来の意味は、発信力のある人が沈黙することによって増々その力が有効に機能するということなのではないだろうか。

« 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 | トップページ | 打ちのめされるようなすごい本/米原万里 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「発信力」の磨き方/上田昌孝:

« 東条英機と阿片の闇/太田尚樹 | トップページ | 打ちのめされるようなすごい本/米原万里 »