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2015年3月18日 (水)

動じない。/王貞治、広岡達郎、藤平信一

Photo 教わるほうの向上心と、教えるほうほそれを目覚めさせる決意、平たく言えば「やる気」を引き出す力、これを心の両輪として、その上にきちんとした方法論を乗せる。これが「伸びる」、あるいは「伸ばす」ための一番肝心なところでしょうね。

「伸びる」あるいは「伸ばす」というのは、教える側と教える側の共同作業だということ。

これは当たり前のことだが、意外とわかっていない人が多い。

私は基本的に教わる側に向上心がなければ、どんなに教えても無駄だと考えている。

以前、ある経営者から「動かない部下に対する教育」というテーマでの講演を依頼され断ったことがある。

理由は、第一に、これを話すことによって自分にウソをつくことになるから。

第二に、聞いて下さる方に無意味な夢や幻想を描かせることになるから。

私自身、多くの企業で社員研修をさせていただいているが、

研修効果があがるのは、自分で「変わりたい」と思っている人。

「変わりたくない」と思っている人に対しては研修効果はほとんどない。

冷たいようだが、放っておくのが一番良い。

もちろん、時間を無限大に費やしてもよいというのであれば可能かもしれない。

あるいは吉田松陰のような感化力のある人であれば可能だろう。

しかし、企業とは経済合理性を追求するもの。

利益を出さなければ良いことも悪いこともできない存在。

費用対効果比という観点から言えば、無駄なことはやるべきではないと言わざるを得ない。

「自分の力で人を変えてやる」というのは思い上がり以外の何物でもない。


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