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2015年3月28日 (土)

未来のイノベーターはどう育つのか/トニー・ワグナー

Photo ローラとシリータの歩んできた道のりには、驚くほど共通点が多い。2人とも親の応援に支えられて、世の中を変えたいという情熱を高めた。2人とも高校はつまらなかったと言い、大学はいいところと悪いところが混ざっていると感じた。2人とも、分野横断的な研究プログラムを通じて自分が関心のある授業を見つけるか、自分で作るかしたが、学外での活動のほうに積極的に参加した。そして2人とも、人々をエンパワメントし、変化を起こすツールを与えるという目標を持った。どちらの人生でも、若手社会起業家を支援する非営利団体が重要な役割を果たした。また遊び、情熱、目的意識が2人のモチベーションに火をつけた。

少しずつ変えてゆく「改善」は日本人のお家芸だが、イノベーションは日本人にとって苦手科目である。

確かに、かつてのソニーのウォークマンのような商品が生まれたこともある。

しかし、継続的には中々生まれない。

なぜなのだろう。

民族のDNAがそうさせるのだろうか。

本書では何人かのイノベーターが生まれた背景を分析した結果、いくつかの共通点があることを述べている。

親の影響、学校の影響、数々の出会い、等々、共通点が確かにある。

イノベーションはゼロから起こすことはできない。

知識・専門性が必要だ。

ただし本物のイノベーションを生み出すには、それだけでは不十分だ。

クリエーティブな思考力が必要だ。

それは正しい疑問を投げかけ、結びつきを見出し、観察し、共感し、コラボレーションし、実験する能力。

そしてモチベーションが必要だ。

要は人生のどの段階で、どのような形で、それらが喚起されるような環境を与えるかだ。

もしかしたら日本の環境そのものが、イノベーションを生まれなくさせているのかもしれない。

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