成長から成熟へ/天野祐吉
人間的な速度の限界は、馬車に乗っているときの速度だと言った人がいます。それを超すと、まわりの風景はどんどん流れ始めて、目にとまらなくなってくる。見えるのは遠景だけで、身のまわりの小さな花なんかは、存在しないのも同じことになる。それはいいことでしょうか。
ここでいっているのは、ちょっとスピードを緩めたらもっと見えてくるものがあるのでは、ということ。
車の運転していても、高速道路でスピードを上げると、前方に走る車しか視野に入らなくなる。
ゆっくり周囲を見渡したら事故を起こしてしまう。
これが今の世の中だということ。
長年広告の世界でトップランナーとして走り続けてきた著者の言葉であるだけに、考えさせられる。
« 日本人の99%が知らない戦後洗脳史/苫米地英人 | トップページ | ここらで広告コピーの本当の話をします。/小霜和也 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
« 日本人の99%が知らない戦後洗脳史/苫米地英人 | トップページ | ここらで広告コピーの本当の話をします。/小霜和也 »
コメント