テレビの裏側がとにかく分かる「メディアリテラシー」の教科書/長谷川豊
「メディアリテラシー」。一言でいうと「メディアを一度、疑ってかかること」。
真実を語っているのかどうか、本当かどうかをしっかりと見極める。見極めきれないなら、とにかく、全部を一度に信じ切らないこと。
簡単なように見えて、実は多くの日本人に最も欠けている能力と言える。
そもそも客観報道なるものがあるのだろうか?
民放でニュースにスポンサーが入っている段階で「公平・公正」な訳はない。
放送局といえども民放は民間の一企業である。
民間企業はお金を儲け、その利益を株主に還元するために存在している。
お金を儲けるためには、スポンサーからの収入が重要になる。
スポンサー収入を上げるためには視聴率がネックになる。
視聴率の低い番組にスポンサーは付きにくい。
視聴率を上げるためには、視聴者に視てもらわなければならない。
公平とか公正じゃないとか関係ない。
商法の管轄下にある株式会社なのだから「売れる商品を並べる」必要がある。
そこからヤラセが生まれる。
つまり枠組みがそうなっているのだから、ヤラセがあって当たり前だといえる。
結論としてはテレビを通して垂れ流されてくる情報を鵜呑みにせず「自分の頭で考えろ」ということだと思う。
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