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2015年5月18日 (月)

吉田松陰(2)/山岡荘八

2 その信念にしたがって、高杉晋作には晋作のように、久坂玄瑞には玄瑞のように、品川弥二郎にも、伊藤博文にも、いや、三人の非行少年にまで、それぞれ真剣に、その個性に叶う助言を与えてやまなかった。
 松陰の門下生で、この懇切な助言を受けなかった者は一人もない。その性格を仔細に観察、分析していって、先ずその長所や才能を挙げ、その将来を切々と予言してやるのである。

松陰の教育はどこまでも個性尊重、人間尊重の教育だったという。

しかしその個性の尊重は、西洋的な個人主義とは異質のもの。

どこまでも日本の土壌に根ざした、民族的な人間尊重である。

そこから維新に向けての個性的な人材が輩出されていったのであろう。

日本の教育は個性を殺す教育だと言われて久しいが、その対極をなす教育が既に松下村塾においてなされていたということは驚きだ。

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