それでも仕事は「好き!」で選べ/田中和彦
「やろう」とさえ決めれば、人は誰でも好きなことを仕事にできます。やれない理由は、実はどこにもありません。要するに、「やるか、やらないか」の違いだけなのです。
リクルートでの就職情報誌統括編集長という立場をあっさり辞めて、40歳で映画業界に転身したという著者。
「好き」を仕事にして成功した例であろう。
でも、誰もが「好き」を仕事にできるわけではない。
むしろ、そうでない例が大部分ではないだろうか。
一歩を踏み出した結果、失敗した例も、実は数多くあるだろう。
成功者によく見られる「私のようにやれば成功する」という類の本のような気がする。
私自身は今、「好き」を仕事にしている。
でもそれは結果としてそうなったのに過ぎない。
必死に仕事に取り組んだ結果、今の仕事が「好きになってしまった」のである。
世の中、このようなパターンの方が圧倒的に多いのではないだろうか。
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