わるいやつら(上)/松本清張
戸谷信一は、金のない女にはその場かぎりの魅力しか感じない。どのように美しくても、経済力のない女は虫のように無価値だった。
この小説の主人公、戸谷信一という男、非常に分かりやすい性格をしている。
カネが価値観の全てといってもよい。
女性は金づるとしか考えていない。
そしてそのためには、殺人をもいとわない。
また、他の登場人物も「わるいやつら」ばかり。
その意味で非常によく練られたタイトルだと言える。
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