溶接屋(つなぎや)の改革/児島貴仁
ランチェスター経営を目指す中で「光の当て方が違う」ということに気が付きました。電池ではない。完成品に強みがあるのではなく、それを作り上げる技術に目を向けました。要素技術であるレーザー溶接にフォーカスしよう!と気づいたときが転機になりました。
多くの中小企業にとって大企業の下請けから脱するのは大きな課題だ。
しかし、それが出来ている企業は少数派である。
大事なポイントは自社の強みを活かし選択と集中を行うこと。
本書の著者も自社の強みを発見したときが転機になったといっている。
この企業の場合は自社の強みはモノではなく技術だと気づいた時。
具体的にはレーザーで素材に穴をあけずにギリギリのところで止めて溶接をするという難易度の高い技術。
この技術に特化することにより世界に打って出た。
ちょっとしたことだが、これが出来ていない企業がほとんどではないだろうか。
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