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2015年6月19日 (金)

乗取り/城山三郎

Photo この作品でわたしは、「普通の武器」でない武器を総動員し、「老人に指揮される既成勢力」という巨大なピラミッドに、ゆさぶりをかけようとした一青年の物語を書いた。『赤と黒』のジュリアン・ソレルを思わせるような、既成社会に挑むその姿勢の昂ぶりをえがきつくしてみたいと思った。

本書を読んで数年前のホリエモンのフジテレビ買収騒動を思い出した。

この小説の主人公、青井文麿はホテルニュージャパン火災の被告人として名が知れている横井英樹氏である。

モデルとなったのは白木屋の買収事件。

次々と手を打つ青井はエネルギッシュであり、善悪は別にして非常に魅力がある。

しかし、結局、青井は既成の勢力に負けることになる。

これもホリエモンのケースとよく似ている。

この小説は昭和35年に書かれたものだが、時代が変わっても人間のやっていることは同じだとな思わされた。

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