欲しい ほしい ホシイ/小霜和也
言語によって、ヒトは2種類の遺伝子を持つ生物となったということにもなります。
言語とはもう一つの遺伝子。
ナルホド!と思わされた。
確かに言語が伝わっていくことによって、やがてそれらは「文化」に発展していく。
音楽の楽譜、コンピュータプログラム、料理のレシピなどなど、本体ではなくその設計図を複製するやり方も、生命が遺伝子をデジタルコピーすることとよく似ている。
「伝える」ということは言語があることによってはじめて可能になる。
こういう生物は、他に存在しない。
人間が他の生物と異なる存在であるとすれば、それはここにある。
もっと言葉を大切にしたいものだ。
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