突き破る日本経済/渡邉哲也
そういう意味では、完全な自由主義により国境を取り払おうとするグローバリズムを信奉する者は、グローバリストではなく、アナーキスト(無政府主義者)というべきだろう。
ここに大きな歪み、大きな間違いが生じている。そのような間違いを大きな声で語り、喧伝してきた代表格が朝日新聞を中心とした、自称「リベラルメディア」であるが、あんなものはリベラルでもなんでもない。
日本のメディアの特殊性は、国益という軸がないという点である。
本来、右だろうと左だろうと、国益というものを前提として物事を考えるべきである。
ところがリベラルを自称するマスコミや知識人は、国益を重んじない。
ひたすら自国民を貶める。
自虐史観に国民を導こうとする。
国旗や国歌を否定する。
海外のメディアはリベラルであっても、国益を中心に論ずる。
アメリカのリベラルの代表、ニューヨークタイムズやワシントンタイムズであっても、国旗や国歌を否定することはしない。
ここが決定的に違う。
本来、リベラルというのは、自らの言論を守るために相手の言論も尊重するという者であるはず。
自らの意にそぐわない者にレッテル貼りをしたり、それを一方的に否定するような者はリベラルですらない。
言論テロリストと呼んでもよいのではないだろうか。
彼らは明らかに日本の言論空間をゆがめている。
その罪は重い。
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