未来をつくる起業家/ケイシー・ウォール
僕にとって起業のモチベーションは、世の中がもっとこういうふうになったらいいのに、という好奇心にあると思います。それがまだ世の中にないものであれば、「自分で作ろう」となりますし、その動機は発明家に近いかもしれません。
本書は、20人の起業家のインタビューをまとめたものである。
起業には多大な労苦が伴う。
うまくいくことより、うまくいかないことの方が多いだろう。
幾多の壁を乗り越えるには、単にお金を稼ぎたいとか、権力を手にしたいとか、それだけでは弱い。
やはり、これまでにない新しいものを作りたいとか、いわゆる使命感に類するものがないと乗り越えることはできないだろう。
本書に登場する20人は、多かれ少なかれ、これがある。
起業家には、いわゆる「純粋な動機」が不可欠だといえるのかもしれない。
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