« 突き破る日本経済/渡邉哲也 | トップページ | 未来を発明するためにいまできること/ティナ・シーリグ »

2015年6月30日 (火)

最強組織のつくり方/岩本仁

Photo「軍隊では、遂行すべきミッションを与えられ、遂行時の制約条件は伝えられるが、『どのようにやるか』という具体的な行動計画については、大きな自由度が与えられる。自由が与えられれば、責任感が生まれる。それゆえ、兵士たちは、自由を与えられたときに、100%以上の成果を出すことができる。ビジネスの世界でも同じである。明確なミッションを共有することで、メンバーの自律的な行動を引き出すことができるし、組織としてより大きな成果をあげることができる」

ベトナム戦争の前ぐらいまで、戦争は、一部の例外を除いて、国と国の正規軍同士が総力をあげてぶつかり合う戦いだった。

このような正規戦では、あらかじめ綿密で壮大な作戦が立てられ、実際の戦闘は、大きな単位の軍隊組織が作戦を着実に遂行する形をとった。

前線の将兵にとって、敵は目の前に陣地を構えている一定の戦闘集団であり、自軍が敵軍よりも兵力や作戦とその遂行力でまされば勝利、そうでなければ敗北という結果に終わった。

ところが、ベトナム戦争を境に、戦争はその姿を変えた。

国家間の正規軍同士の戦いから、対ゲリラ戦や対テロリスト戦に変わった。

対ゲリラ戦や対テロリスト戦では、事前に立てた作戦を大きな組織が遂行するといった戦い方は通用しない。

ゲリラやテロリストは目の前に陣地を構えているとは限らず、急に現れたり消えたりする「不確実な敵」だからである。

戦闘の勝敗も、作戦や兵の数や兵器の力の差によって決まるという単純なものではなくなった。

これは現代のビジネスと酷似している。

指揮命令によって全てが動くのが軍隊と考えていたが、現代の軍隊は全く違うということを本書を読んで知った。

« 突き破る日本経済/渡邉哲也 | トップページ | 未来を発明するためにいまできること/ティナ・シーリグ »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/555602/61810579

この記事へのトラックバック一覧です: 最強組織のつくり方/岩本仁:

« 突き破る日本経済/渡邉哲也 | トップページ | 未来を発明するためにいまできること/ティナ・シーリグ »