未来を発明するためにいまできること/ティナ・シーリグ
アルベルト・アインシュタインは、こう言ったそうです。「生死のかかった問いを一時間で解かなくてはいけないとしたら、最初の五五分は、問いを考えるのに使う。適切な問いさえわかれば、五分もかからず解けるから」
問いの立て方を学ぶことは、答えの幅を広げることであり、想像力を伸ばすうえで特に重要です。そしてそれは、経験を積めば自然にできるようになります。
何か問題を解決しようとするとき、必要なのは問題解決のスキルだと考えがちである。
しかし、それよりも大切なのは、「問いを考えること」
「なぜ」で始まる質問をしていくことは、単純なプロセスだが、驚くほど有効なツールであり、解決策の幅をぐっと広げてくれる。
問題を捉え直すには、努力と注意力と練習が必要。
そして、身の周りを新鮮な目で見なければならない。
私たちは無意識のうちに何らかの枠組みをつくっている。
そして、その枠組みの中で問いを発する。
大事なのは、その枠組みに気づくこと。
そして、その枠組みを崩す「なぜ」で始まる質問をしてみること。
こうした方法を練習することで、問題にぶつかった時に、想像力を働かせて解決法を考えられるようになるというのである。
やってみる価値はありそうだ。
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