本質思考/平井孝志
最終的なチェックのポイントは、自分が考えたことが面白いかどうかを確認することである。モデルが本質に近ければ近いほど、きっとその内容は面白いはずである。なぜなら、まさに見えなかった本質が見えてくることで、人は新鮮な驚きを感じ、それが面白さにつながるからである。単純な問題の裏返しは、決して面白くない。
ビジネス上の問題解決をするためにモデルを描く場合、そのモデルが本質に近ければ近いほど、その内容は面白い、とのこと。
面白さを感じるときは、物事を動的に捉えている場合が多い。
単なる静止画、スナップショットには面白さはない。
つまりモデルから連想されるダイナミズムに面白さがある、と。
この言葉を読んで、以前読んだ楠木建氏の「ストーリーとしての競争戦略」を思い出した。
楠木氏は優れた戦略は、ワクワクするといった類のことを言っていた。
つまり本質的な問題に近ければ、内なる自分が反応する、ということ。
逆に言えば、このような面白さ、ワクワク感がないものは本質をとらえていないともいえよう。
「面白い」「ワクワク感」とは極めて感覚的なものだが、この考え方、本質をついているのではないだろうか。
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