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2015年8月 4日 (火)

この国は誰のものか/牛島信

Photo プロフェッショナルは目先の利益を超えて専門職業的な使命を果たすものだという信頼が世間にある。だから、一定の資格を与えられているのだ。具体的には一定の社会的機能の独占を許されているということである。

本書は弁護士である著者のエッセイ集である。

雪印乳業の食中毒事件、ライブドアによるニッポン放送買収騒動、耐震偽装、等々、世間を騒がせた事件が取り上げられている。

これらの事件では、会計士や一級建築士、弁護士といったプロフェッショナルが関わっている。

彼らはこの事件にどのように関わったのか?

プロフェッショナルが事実に反すると知ってそれを無視したら?

プロフェッショナルは高い専門性を持っているはずである。

と、同時に、高い専門職業的倫理に支えられているはずである。

だから、仕事を任される。

もし、そのようなプロフェッショナルが故意にその職業的使命を無視したとしたら?

その罪はあまりにも重い。

つまり、このような世間を騒がせた事件には、プロフェッショナルがその職業的使命を見失ってしまったことが背景にある。

非常に考えさせられる。

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