自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術/平木典子
アメリカのある心理学者は、人間関係のもち方には、大きく分けて三つのタイプがあると言っています。「第一は、自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方、第二は、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方、第三は、第一と第二のやり方の黄金率ともいうべきもので、自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方」です。
相手に自分の気持ちを伝えることは難しいものだ。
やはり、本音を言えば、相手との良好な関係が壊れてしまうのではないか、という不安がある。
逆に、そう思わない人は、相手の心の中に土足で踏み込んでしまう。
これだともっと悪い。
しかし、アサーションとは、第三のやり方。
つまり、自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方である。
このことを本書を通して知った。
当然、このやり方を身に付けるにはトレーニングが必要になる。
しかし、ぜひ身に付けたいスキルである。
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