会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ/吉田典史
「日ごろ目で見たり、耳で聞いたりして考えたこと以外のことは、言葉にはできない。言葉は、人の意識や考え方を具体化したものにほかならない。言葉から、その人の脳の中がわかる。言葉は、生活や人生を如実に表している」
サラリーマンが出世するかどうかは絶対的な価値ではない。
特に最近は、管理職になりたくないという人が増えてきている。
しかし、上司や同僚、部下から評価されなければ出世することはできない。
このことを考えると、出世するかどうかは、その人が仕事の出来る人かどうかを見る目安になることは間違いない。
そしてそれは口ぐせを聞くとよくわかる。
仕事柄、多くの社員と接する。
すると、人それぞれ、一定の口ぐせがあることに気づかされる。
落ちこぼれる社員の場合、口ぐせは否定的、消極的、そして自己肯定的であり、自己を正当化する言い訳じみたことばが多い。
「忙しい、忙しい」を繰り返し、「言ったよね?」「聞いていないぞ!」「あいつはねぇ~」などと部下を威嚇し、抑えつける。
そしてその言葉を誰よりも聞いているのは自分自身である。
言っている内に、本当に人格までがその口ぐせに同化してしまう。
口ぐせは恐ろしい。
« 人間水域/松本清張 | トップページ | 「一生懸命」な「まじめ」社員を『稼げる』人材に育てる法/山元浩二 »
コメント