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2015年9月 5日 (土)

中国 無秩序の末路/富坂聰

Photo いまや世界が中国の観光客を奪い合う時代を迎え、都会では洗練された中国人が増えている。だが、やはり石を除けた下からハサミムシやゲジゲジが這い出てくるような世界は依然として大陸には厳然と存在している。中国という深い壺のなかでは、いくら上から水を撒いても、下の層までは決して届かない。そんな世界が失われることはないのだ。

私たちはマスコミを通して中国の現状を知る。

しかし、そこで伝えられるのは表面的なものに過ぎない。

いま目に映る中国という社会の表皮を一枚剝がしたとき、想像を絶する異世界がそこに現出する。

そんなディープな中国こそ、本当の中国である。

そして、この国を〝治める〟という視点に立つならば、彼らの存在は人口の点から見ても果てしなく重みを増す。

お荷物ではあっても、彼らを無視して中国を考えることはできない。

そしてそれこそが中国共産党の悩みなのである。

中国ではいま、社会に絶望した人間が「最後に社会に対して一生分の憎しみをぶつけて」死ぬといった〝報復社会〟を動機とした犯罪が増えている、という。

彼らは一線を踏み越えることに罪の意識を覚えない。

そして何より当局を困らせているのが、罰を恐れないということ。

つまり、刑罰の抑止力が通用しない社会なのである。

更に最近、株価の下落など、負の要素が表面化してきた。

今後、この国はどこへ向かっていくのだろうか?

注視していく必要がある。

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