10人の法則/西田文郎
大成功者と呼ばれる人たちは、例外なく自分のことを「運がいい」「運のある人間だ」と錯覚しています。経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんが常々、「自分は運の強い人間だ」と語っていたのは有名な話です。(中略)松下さんは大成功したから、「自分には運がある」と思ったわけではないのです。逆に、「運がある」と思っていたから、大成功できたのです。
確かに成功者と呼ばれる人は「運が良かったから」とよく言う。
でも、それは正確には「運いい」と錯覚したことにより、成功を引き寄せたといえるのではないだろうか。
「自分は運のある人間だ」という錯覚があると、自分に自信が持てるようになる。
自分のすることにも自信が出てくる。
脳が肯定的になり、最高のプラス思考になれる。
能力を制限しているマイナス思考のブロックがはずれ、脳全体が活発に働き出す。
成功、幸せがらくらくイメージできて、努力が苦労でなくなる。
だから困難にぶつかっても、あきらめなくなる。
つまり、人が成功するのに必要なものが回りだすのである。
この好循環をもたらすのが「私は運がいい」という錯覚である。
逆に言えば、錯覚をも成功者はうまく利用するということではないだろうか。
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