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2015年10月22日 (木)

逆説の日本史〈6〉中世神風編/井沢元彦

6 日本人には独裁的政治家を嫌うメンタリティがある。たとえば、織田信長にしても井伊直弼にしても大久保利通にしても、ろくな死に方をしていない。この三人の政治家は暗殺されている。
 日本に来た外国人が昔から困惑することは、「日本では誰が最終決定権を持っているかわからない」ということだ。
 江戸時代でも幕府の決定は将軍というよりは老中の合議で行なわれた。たまに非常の決断をするために大老を置いたりすると、たちまち暗殺されてしまう。

日本は強いリーダーが生まれにくい風土がある。

組織のトップになるのは、多くの場合、当たり障りのない人物。

つまり可もなく不可もなく、いわゆる調整型の人物である。

それは聖徳太子の十七条憲法を見てもわかる。

第一条では「和を保つのが一番大切」「そのために上も下も話し合え」と言っている。

さらに、最後の第十七条でもう一度「物事は決して独断で決めるな。皆で話し合え」と念を押している。

つまりみんなで話し合い、みんなで決めることが求められているのである。

だから、独断で決めるリーダーが登場すると、みんなで潰してしまう。

安倍総理がマスコミに評判悪いのも、そんなところからきているのかもしれない。

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