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2015年10月 5日 (月)

引きだす力/宮本亜門

Photo 僕なりの方法論である、「奉仕型のリーダーシップ」。これはコンプレックスから悩み、コミュニケーションの仕方を試行錯誤する中で徐々に身につけたものです。コンプレックスがあったからこそ、役者、スタッフと同じ目線でコミュニケーションをすることに喜びを感じ、全員が一丸となって、具体的に意見を交わし、進めていける環境作りを提供したいと思うようになれたのです。

著者は演出家である。

演出家と言えば、蜷川幸雄やつかこうへいといった人を思い浮かべる。

彼らのスタイルは自分の思い通りに役者を動かし、できない役者は叱り飛ばす。

映画の世界だが、黒澤明監督などもそういうスタイルである。

自分の頭の中に確固とした完成イメージがあり、役者をそれにはめ込む。

役者は道具というイメージである。

しかし、同じ演出家でも、著者はそれとはまったく違うスタイルをとっている。

演出家は、役者やスタッフ同士がいいものを作り出そうと話し合える環境作りをすることに専念し、あくまで役者の自主性を大切にする。

そのことによって現場で化学反応が起こり、良い作品が創られる。

これらいわゆるサーバント・リーダーシップという考え方である。

これはそのまま企業活動にも応用できる考え方ではないだろうか。

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