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2015年10月15日 (木)

大久保利通/勝田政治

Photo 征韓論をめぐって西郷隆盛と大久保が対立した時、西郷は「冒険的な夫」であり、大久保は「用心深い妻」であった。大久保は如何なる犠牲をはらっても、日本国内の「平和」を増進しようと努めた。大久保のほうが「新事態」には、よりよく「適応」していた。

明治維新期における、最大の国家的課題は、迫り来る欧米列強の圧力という国際環境のもと、いかにしたら日本の独立を維持できるのかということ。

さらにはいかにしたら列強と肩を並べることができるのか、どのような国家体制でそれは達成できるのか、ということであったと考える。

大久保が直面したのもこの課題である。

大久保は廃藩置県などの明治政府の中央集権体制確立を行った。

内務省を設置し、自ら初代内務卿として実権を握ると、学制や地租改正、徴兵令などを実施した。

そして「富国強兵」をスローガンとして、殖産興業政策を推進した。

朝鮮出兵を巡る征韓論論争では、西郷隆盛ら征韓派と対立し、西郷らを失脚させた。

今から振り返ると大久保の方が正しい判断を下していると思うのだが国民的人気があるのは西郷のほうである。

大久保はその業績の大きさに比べて人気はない。

しかし、政治がポピュリズム化している今の日本に必要なのは、派手さはないが着実に仕事をすすめる大久保のような政治家なのかもしれない。

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