« 日本人の歴史観/岡崎久彦、北岡伸一、坂本多加雄 | トップページ | 浮気人類進化論/竹内久美子 »

2015年11月26日 (木)

職業としてのAV女優/中村淳彦

Photo かつては「たくさん稼いで、早く足をあらいたい」だったものが、いつの間にか「できるだけ長く続けたい」というものが一般的になっている。ただ生きるには希望がなく-、女性たちが裸になってでも誰かに承認されたいと願う社会が、セックスを売るAV女優たちに敏感に反映されているのである。

「自分のカラダを売って稼ぐ」にはよほどの覚悟がいると普通は考える。

ところが実際には驚くほど軽い気持ちでAV女優をしている女性たちが多い。

平成生まれの若い女性たちは、恋人や人によっては親にまで許可をもらって堂々とAV女優をしている。

人の前で裸になって誰かとセックスすることに後ろめたさや恥ずかしさはなく、「バレたらどうする?」という不安や焦りは古い感覚になっている。

かつてAV女優になる入口は路上で女性たちに声をかけるスカウトだった。

しかし、現代は自分から出演したいと志願し、応募してくる女性が中心となった。

しかも誰でもよいというわけではなく、AV出演を希望する女性はルックスやスタイルや性格を吟味され、ある水準に達していないと末端のAV女優にさえなれない。

つまり狭き門なのである。

女性たちがカラダを売る理由やその仕事に対する意識は必ず今の社会を反映している。

つまり、このような感覚こそが「今」を反映しているのである。

世の中、変わったものだ。

« 日本人の歴史観/岡崎久彦、北岡伸一、坂本多加雄 | トップページ | 浮気人類進化論/竹内久美子 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 職業としてのAV女優/中村淳彦:

« 日本人の歴史観/岡崎久彦、北岡伸一、坂本多加雄 | トップページ | 浮気人類進化論/竹内久美子 »