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2015年11月17日 (火)

日本型リーダーはなぜ失敗するのか/半藤一利

Photo 戊辰戦争の時も総大将となった有栖川宮の役どころは、「指揮官」というよりまさに「ミカドの名代」。御維新からたかだか十年、官軍が自らの正統性を示すパフォーマンスはまだまだ重要だった。いきおい総大将はおごそかなる権威があればいい、実際の指揮官たる参謀長および幕僚さえしっかりしていれば、戦さはうまくいくと考えたのです。ここに日本型リーダーシップの発祥がありました。

日本型リーダー像の原型は、戊辰戦争時の総大将、有栖川宮にあったと著者は述べている。

それは、リーダーは権威さえあればよく、実際の作戦は参謀が行う、といったもの。

いわゆる、参謀任せの「太っ腹のリーダー像」である。

トップに君臨するだけで、現場の指揮には口出しをしないのが優れたリーダー。

現場の指揮をするのは参謀。

日露戦争はそれでうまくいったが、大東亜戦争では、その参謀に問題があった。

現場を知らないエリート参謀が指揮をするようになり、日本は敗北した。

にもかかわらず、この「太っ腹のリーダー像」、今も日本の理想のリーダー像になっているような気がする。

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