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2016年1月10日 (日)

リーダーの「新常識」/石田淳

Photo たとえばあなたが「飛行機を操縦しなさい」と言われたらどうするだろう。
 いきなり飛行機のコックピットに座らされ、
 「さあ、操縦していいんですよ。どうぞ、やる気を出して!」
 そのようなことを言われても、飛行機を飛ばすことはできない。
 具体的にまずどんな準備をして、次にどのような行動をすればいいのかを教えられなければ、やる気を出したからといって、空を飛ぶことなどできない。
 多くのビジネスパーソンは、この事実を見過ごしてしまっている。
 「部下の教育」に当たって、ざっと教えただけで「さあ飛べ」「とにかくやってみろ」とばかりに尻を叩いてしまうのだ。

多くの上司は部下に「やる気を出せ」という。

「やる気を出せ」は上司の決まり文句である。

しかし、この言葉ほど矛盾に満ちた言葉はない。

「やる気」とは内発的なもの。

内側から出てくるはずの「やる気」を外側からの刺激によって誘発しようとする。

これほど無謀なことはない。

そもそも「やる気を出せ」と言われて出るものではない。

もちろん、部下はやる気を出すフリはする。

しかし、あくまでそれはフリである。

そのフリを見て、「あいつもやっとやる気が出てきたな」と勘違いする。

何とも滑稽である。

でもこんな漫才のような場面が今も日本の多くの職場で展開されているのだろう。

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