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2016年1月29日 (金)

アドラー人生を生き抜く心理学/岸見一郎

Photo 「意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決定するのである」

アドラー心理学の大きな特徴は「目的論」であるということである。

目的論では、例えば、怒りに駆られて大声を出すのではなく、大声を出すために怒ると見る。

不安なので外に出られないのではなく、外に出ないために不安になると見る。

何かをする、あるいはしないという目的がまずあって、その目的を達成する手段を考え出す。

怒りという感情が私たちを後ろから押して支配するのではなく、他の人に自分のいうことをきかせようとして怒りを使う。

また、他の人からの同情を引くために悲しみの感情を創り出すのである。

人は自分が経験したことを、ある目的のために意味づける。

好意を持っている人に対しても、自信がない人は、その人との関係を先へ進めることをためらうために、相手が目を逸らしたのは自分を避けたからだと意味づける。

ある人から離れたい人は、自分とその人との経験の中から、その人の嫌なところを探し出す。

逆に言えば、その意味付けを変えれば、状況も変化するということである。

目的論は目を過去ではなく、未来へと向ける。

これよって、現状の追認から抜け出すことを可能にする。

現状を変えたいのであれば、自分にとっての過去、現在、未来の意味を変えることである。

このことなくして何も起こらないということであろう。

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